
振り返れば、事務職でメーカーに勤めながらもこのままでいいのかと疑問に思い始めた29歳のころ。その時出会ったのが今につながるヨガで、アーユルヴェーダでありタイ古式でした。
その後、13年務めた会社員生活に終止符を打ち、単身スリランカへ、アーユルヴェーダを学びに行くことを決断しました。それからも、本場でタイ古式やタイ式ヨガを毎年学んだり。
個人サロンをオープンしてからも、40代で金継ぎや、芸大生となり学び直したり。
50代になった今も学びの挑戦は続いています。
タイ古式をしていると手が温かくて気持ちがいいですね、とよく言われます。それはお客さまに触れる手のひらや指先の感覚に意識をむけているから。意識を向ければ、そこに気が巡り、細胞が生き生きと活動しはじめていく。同じことがお客さまのお体にも起こっています。
タイ古式は、緊張をほぐすとか、ストレッチ、体の大掃除とか、気持ちがよくて寝てしまえるなどいろいろ良さはあるけれど、もっとも優れていることは、施術者もお客さまもその時間の間は自分の体、相手の体に向き合うことになるところではないでしょうか。
お客さまは、タイ古式を受けている間に、座りっぱなし、むちゃな態勢、頭ばかり酷使、見た目ばかりに気を使い、体の内側のことや体はぞんざいな扱いだったかなと反省したり。いつの間にか関節が硬くなってしまっている、股関節の開きが左右違っている、腕がまわらなくなっていたことに気が付いたり。
タイ古式を受けて初めて自分の心と体の状態に気が付くお客さまはとても多いです。
益々便利になっていく社会で、生身の肉体が不在化しています。それは、都会生活を送るわたしたち自身の感覚でも同じことが起こっています。古来からの手技手法を受け継ぐタイ古式は、「肉体をもつ生身の自分」に立ち返るために、今、本当に必要とされているのではないでしょうか。
わたしは〇〇(年齢、病気、怪我など)だからタイ古式はきつそうで無理かもと思われる方にも、姿勢や圧、ストレッチのやり方や部分に工夫をいたしますので、ぜひご相談頂けたらと思います。お会いするのを楽しみにしております。 (2026年2月20日)

泰国政府文部省・厚生省公認セラピスト
アーユルビューティサチスタイル
藤野幸子
