古代の手を使った聖なる治療法が『タイマッサージ』
現代社会は大変便利になりました。携帯電話やSNSでお友達とすぐに連絡が取り合えて、情報もインターネットに過剰といえるほど氾濫しています。
病気にならないかとおびえるがために、だれだれが良いといったものに飛びつき、これだけで○○が良くなる!といった簡単に、即効果がでる歌い文句に踊らされ、とっかえひっかえチャレンジしてはそのブームが去る、、。そんな生活をしていませんか?
そして、現代社会の便利と効率と経済の社会の中で、その価値観にどっぷりとつかって、よりよく生きようと葛藤している私達は、頭だけ、心だけ、身体だけ、それだけしか使わない生活をされている人が本当に多いように思います。わたし達は、頭と心と体が分断されていては全人格的に健全とはいえません。
そんな時、触れ合うことで、体に心が向かい、感覚に気がつける。タイマッサージは自分を取り戻す手段として大変有効です。
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『体と心』が分断されると、身体に異常が起こって痛みが発生していても、痛みを意識することができず、がんばってしまう。 本人は無理をしている感覚がない。。。
『心と頭』が分断すると、かなしい楽しいといった活き活きした感情を感じられず、何をしても無感動になって、ポジティブなやる気をうしなってしう。反面、ネガティブな面だけが前面にでてきて、いらいらしたり不安になったり。知的活動には感情が必要なため、自分の感情がちゃんと働いていないと頭が正常に働かなくなる。
失感情症(アレキシサイミア)、失感覚症(アレキシソミヤ)の方が多くなっているように思います。
軽いところでいうと、お客様のなかでも、「よく肩がこっているといわれます。ぜんぜんしんどくありません」(体がカチカチ)
「手足が冷たいね、といわれます」(めっちゃ冷たい)
など、自分の体の感覚を受け取れていない方が、本当に多いです。なので深刻になる前に、マッサージを受けて楽になりたい♪温泉に入って、ゆったり温かなお湯につかって、体が温熱で快適になりたい♪となるのでしょうね。
『手当て』は人間が自然にしている手をつかって、全体のつながりを回復させようとする行為にあたります。
古代の壁画には手型がたくさんのこされたものが、世界各地にありますし、
医聖のヒポクラテスも「触れる」ことを重視しておりました。
「医者たるものは医術についてのあらゆる学理とともに、マッサージも習得せよ」と力説しています。
残念ながらそのマッサージの章は失われてしまいました。残っていたとしたら、今の医療はまったく違う様相をしていたかもしれませんね。
4大文明のどれもに、フットリフレクソロジーなどマッサージが癒しの技として登場し、今日でもあちこちにリラクゼーションサロンがあります。(assもそのひとつです♪)
人間の体の基本的なものが変わらない以上、手をつかった癒しの効果はかわらないのです。
母ががんを診断される前、わたしと話をしているとき、しきりに手のひらで自分の足をさすっていました。
指摘すると、自分の行動に気が付いておらず、母本人もびっくりしておりました。
今から思うと、無意識のうちに身体にかかっているストレスを、なだめようとする行動だったのだと思います。
自分で身体に手を当てて、皮膚感覚を呼び起こすことで、忘れている体の感覚を呼び起こして、体と心をつなげようとする行為でした。
人と人の肌の接触により、皮膚感覚、体感覚を取り戻し、分断しがちな体と身体をつなぐこと。
これが、古代の聖なる治療法であるタイマッサージなのです。
もちろん世界の古代文明にそれぞれ、手を使った癒しがあります♪
いろいろ調べてみると面白そうです☆☆☆
「触れる」技術、癒しの技術として、タイマッサージがなんとなくしんどい、元気がでない、つかれやすいなど、現代に生きてばらばらになりがちな私達の心身をつなげ、癒しをもたらすひとつの手段として、
サロンだけではなく、ご家庭内でも使われて欲しいと思っています。
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1月20日(土)14:00~、タイ古式マッサージレベル1がスタートします。
今に息づく古代の聖なる治療法のレッスンですよ♪基本土曜日ですが、別曜日も行います。合流、復習、ご自分都合の別日程で新規開催など、なんでもご相談くださいませ!